- 『青苧(あおそ)』は、江戸時代、松山藩左沢領の第一の産物として保護、育成され、重要な財源となった歴史があり、大江町を語るもののひとつです。
青苧復活夢見隊は栽培をはじめ、繊維を取り出す技法や機織り技術の復活と大江町産原料の確保を図るために、平成20年5月から活動を開始。
現在、『青苧特産品づくり支援隊』と一緒に転作田に青苧を植栽し、刈り取りから糸づくり、機織りまで一貫した技術の習得に励んでいるグループです。
活動メンバーは60代から80代がメインですが、『青苧復活に携わるようになってから、病院に行ってる暇もない。』と元気な声が聞こえます。
地元の資源を生かした事業に汗を流し、地元の温泉で疲れを癒す。
『自然の恵みを生かすのったなぁ。』を合言葉に、今日も大江町には元気なメンバーの笑い声が響いています。
- 大江町発展の礎を築いた青苧をなんとか蘇らせたい、と発起したのは、元町職員の村上弘子。村上が青苧に注目したのは、町職員だった2001年、大江町歴史民俗資料館の担当になった時のことでした。
大江町歴史民俗資料館は、青苧商人として栄えた斎藤半助家を利用したもので、館内には青苧で織られた着物や織機など青苧に関する資料が展示されています。
歴史民俗資料館の管理を任された村上自身、それまで青苧について強く関心を持ったことがなく、当初は『青苧って何だべ?』とピンときませんでした。訪れた人に説明するにも本物の青苧がなく、不便を感じ、『これではいけない。』と資料館の裏の畑に青苧を試験的に植え、研究を始めました。
研究を進めていくと、地域に富をもたらした青苧の素晴らしさを改めて感じ、青苧の復活にさらに没頭していきました。
まず県内でも先駆けて青苧の復活に力を入れている置賜へ足を運び、活動を視察。さらに青苧の栽培を600年以上続けている福島県昭和村に通って、栽培方法や糸の取り方を学びました。そして2008年、退職を機に青苧復活のために有志を募り、青苧特産品づくり支援隊を結成。転作田を利用した青苧栽培に本格的に着手しました。
組織 | 青苧復活夢見隊(青苧特産品づくり支援隊事務局) |
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代表 | 村上弘子 |
所在地 | 〒990-1121 山形県西村山郡大江町大字藤田451 |
TEL | 0237-62-3366 |
FAX | 0237-62-3366 |
info@aosofukkatsu.com | |
URL | http://www.aosofukkatsu.com/ |
活動場所 | 大江町歴史民俗資料館 |
メンバー数 | 15名 |