きゃりーラブ
青苧復活夢見隊:2015/03/23
今回は番外編の続編です。
きゃりー生活も一月半を超えました。
この間、きゃりーの声を聞かないか、顔を見ないことはありません。
CDか動画のいずれかで必ずきゃりーに触れています。
4つ一緒に買ったCDは、まとめて買ったならではの楽しみ方として、発売順に一日一作品、四日で一サイクルしながら聴いています。
彼女の曲は中田ヤスタカの手腕によるものが大なわけですが、きゃりー自身も中田ヤスタカとのおしゃべりの中で曲のヒントを生んだり、意見を言ったりしているようなので、歌詞の一部に携わっていると言ってもいいのでしょう。
聴いていると、ほとんどの曲が個性があって耳に馴染みやすいですね。
「つけまつける」「にんじゃりばんばん」「ファッションモンスター」などタイトルを聞けばすぐメロディが思い浮かびます。
かつてのヒット曲で言うならば、例えば「憧れのハワイ航路」「青い山脈」「高校三年生」などもそうです。
タイトルを聞くだけで、あるいはメロディを少し聴くだけで、「あ、あの歌だ」と思い出せるものでないと長くは残らないし、そう多くはありません。
耳に残るというのは大事です。
ちなみに日本の歌の正しい歌い方というのは、歌いだしの音を一音ではなく二音で歌うというのを聞いたことがあります。
例えば、「憧れのハワイ航路」なら、「は~れたそら~」と歌うと、歌いだしの「は」は何のことだかよく分からない。
そこを「はれ~たそら~」と歌うと、「はれ」という音がすぐに届いて、聞いてる側は「晴れ」のことなのだろうと推測がつくというものです。
まあ、なかなか曲の雰囲気やら字数やらを考えると全てそうというわけにはいかないのでしょうが、それが本当なのだそうです。
きゃりーの曲は、本人がひらがなが好きなことが影響してるのか、あるいは中田ヤスタカの好みがそうなのか分かりませんが、造語、擬音語・擬態語の他は大和言葉が多いように思います。
それがまた歌詞が耳に入りやすいことにつながっているのかも知れません。
そして、きゃりーの声自体に心配事や不安感がなく、その楽天的な感じが何回も楽しく聴ける要因ともなっています。
そもそもあまり頑張って歌っていないのがいい。
それに滑舌がいいので一音一音が聞き取りやすく、息継ぎ後の最初の音なども思い切りよくぱーんと発してくるので、気持ちがいいです
曲は楽しんで聞けるもの、ばかばかしいもの、メロディやリズムのきれいなものなど色々あって、その中に時折せつなさが混ざってきて、それがまたきゃりーの曲全般を魅力的にしています。
これは中田ヤスタカの好みでしょうか。
それにしても、彼は自分のユニットや、人に提供している曲も山ほどあるのに、きゃりーにはきゃりーに合った曲を意匠を変えて出してくるのだから凄いですね。
きゃりーが曲作りそのものに大きく関わっているとは思いませんが、二人の化学反応によってそれらが生み出されているとすると、ビートルズのジョンとポールをダブらせてしまいます。
きゃりーの素晴らしいところは、彼女自身が本当に豊かな才能を持っているというのはもちろんですが、彼女をさらに押し上げる人がどんどん集まってくることですね。
中田ヤスタカしかり、アートディレクターの増田セバスチャンしかり、映像ディレクターの田向潤しかり、スタイリストの飯島久美子しかり。
皆それぞれ、自分の仕事をしてきている人たちだと思いますが、きゃりーと関わることでまた違った一面や引き出しを増やしているのではないでしょうか。
田向さんが「努力して身につけようとしても絶対に出来ない、天才中の天才」ときゃりーを評してましたが、私もそう思います。
天賦の才能が溢れている。
小さいころにバレエを習ったとか、高校の時に友達と悪ふざけばかりしていたとかがさらに味付けになってはいますが、本質的には表現する才能とまっすぐにやりたいことができる運に恵まれていて、結果人を楽しませ、そのまた結果として人の力が集まるというのが、一番素晴らしいところじゃないでしょうか。
かくいう私も毎日曲を聴いたり、動画を見たりしているわけですが、そうすると気分が上向いたり、楽天的になったり、俺もやりたいことやろうと思ったりするわけです。
そうしたプラスの効果を与え続けていることが素晴らしい。
今じゃ、一人カラオケに行ってきゃりーの曲のみを歌うまでになっているんですから、その影響されぶりは自分でも驚きです。
彼女自身は、ミッキーマウスのような世界中で愛されるキャラクターになりたいと言ってましたが、これまたきゃりーらしい素敵な目標です。
彼女ならきっと出来るかも知れないし、ぜひ実現して欲しい。
4月1日には国内ツアーの詳細が発表されるようで、今から楽しみです。
行きたい人は一緒に楽しもう!
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