2014年1月の記事
ウーピー
青苧復活夢見隊:2014/01/25
親しくさせてもらっているお店があります。
大江町にあるナチュラルカフェ・ウーピー。
先日久々にお邪魔しました。
ウーピーは物腰やわらかで滋味あふれる旦那さんがシェフを担当。
ハーブの資格を持つ奥様の気楽なもてなしが楽しい、時折思い出したように行きたくなるお店です。
初めて行った時は味がおとなしく感じられ、物足りないと思ったものでしたが、お店に通う内にそれは化学調味料の味に慣れた自分の間違いだったんだなあと思うようになりました。
食材はおそらく自分たちが本当にいいと思ったものだけを使ってらっしゃると思いますし、奥様が栽培されているハーブを使ったハーブティーも心がほんわか温まります。
仕事で忙しいときや疲れている時に行っても、ウーピーにいる間だけはそうしたことも忘れてくつろげます。
そのウーピーさんで青苧入りのパンもメニューに登場しています。
夢見隊で作っている青苧ペーストを使っていただいてます。
青苧自体に味はないものの、ミネラルを始めとした栄養成分の含有量は多く、たとえ少量でも体には嬉しい、生産者としてもおススメの一品です。
農業の世界でも鉄、硫黄、銅などの微量ミネラルのことを微量要素と称して畑に施したりしますが、正確に言うとミネラルとは元来鉱物のことで、鉄、銅、カルシウム、マグネシウムといった元素のことはエレメントと言います。
英語ではちゃんと分けられているのですが、日本ではなんとなくごっちゃになってしまっています。
日本式にミネラルで話を進めますが、ミネラルはタンパク質や炭水化物のようにたくさんの量を必要としませんが、いざ欠乏すると人間でも植物でも深刻な影響が出ます。
野生動物はもしミネラルが足りなくなったとしても、本能的に石を舐めたりして補給してますので、彼らがミネラル欠乏になることはまずないと思います。
ミネラルが不足すると、いくらタンパク質や炭水化物、脂質、ビタミンを摂っても、その中心となるミネラルがないとそれぞれの栄養素が機能しません。
厳密にはミネラルが酵素を働かせる結果、機能するわけですが、とにかくミネラル不足は百害あって一利なし。
食材の栄養成分量が低下し、化学調味料、添加物といった食品が蔓延している現代においては、特にミネラル不足は健康の大敵です。
鉄やカルシウムなどのサプリメントを摂っている方もいると思いますが、単一のミネラルだけを摂取するとかえって害になることもありますので、ミネラルは食事の中で多くの種類をバランスよく摂ることが大事です。
食べ方一つでも和やかに楽しく食事をすると太らない、反対に暗い気持ちでもそもそ食べると太るという研究もあります。
体は資本、その体の資本は食べ物ですので、時にはウーピーさんのようなお店で食事をすると体も喜ぶでしょう。
私は別にウーピーの回し者ではありませんが、子供の肥満、新型栄養失調、アトピー、精神異常といった現代の食生活の乱れから来るあらゆる問題を思う時、食のことを考えるのはとても大事です。
そうした意味からもウーピーさんとのご縁を嬉しく思っています。
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