お知らせ

このごろちょっとヘンよ。

青苧復活夢見隊:2012/02/06

真っ白いです。

重苦しいです。

寒いです。

 

降りも降ったり、積もりも積もったり、全てが完全に雪でコーティングされました。

行く手を屋根から下ろした雪の山に遮られて救出にいけない庭の梅の木は、こんもりと居座った雪の塊を二本の太い腕でしっかりと支えています。

まるで梅が従者となって主となった雪を奉っているようです。

 

報道によると私の住む左沢も139cm(2月2日)という過去最高積雪記録に達しました。

2日朝の降り方などは豪雨の雪版と言ってよく、駐車場の車を出すのに一時間、園地まではかんじきで二時間かかりました。

いつもならよくもまあこんなに降ったもんだと呑気に言うところですが、今回はさすがに殺人的でした。

まさに家がつぶれるか人がつぶれるかといったところ。

さすがにもう勘弁して欲しいです。

 

ただ、そんな中でもこんなことが起こらないとなかなか見られないこともありました。

何度引き返そうかと思ったか知れない園地までの道中、川には真っ白な流氷(流雪か?)が流れ、その雪の上を小鳥がちょんちょんと歩いて渡ったりしてるわけです。

小鳥のたくましさ、自然の風景のあまりの自然さに「はあ~っ」と思いましたが、そういう光景をみるためにこんなに苦労しなくても・・・とも思います。

でもそんな取るに足らないような眺めもあの苦労の中で見ると、ひときわ鮮烈な映像となって心に残るような気がします。

なにかにつけて実体験の乏しい世の中となる中で、雪国の人は他人には分からない貴重な瞬間をそれぞれが持っているのかもしれないなあと思いました。

自然の豊かさは心の豊かさにつながる。

 

それでもやっぱり当たり前の方が有難いけど。

芸工大企画展の日程変更について

青苧復活夢見隊:2012/01/25

2月6日(月)~10日(金)に予定していた東北芸術工科大学での青苧企画展は、週末をはさんでより多くの方に来ていただきたいとの理由から下記の通り日程を変更することとなりました。

当初の日程でご来場を考えてくださっていた方には急な変更で大変申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願い致します。

みなさまのご来場を心からお待ちしております。

 

【期間】平成24年2月22日(水)~29日(水) 午前9時~午後4時(最終日は午後3時まで)

【場所】東北芸術工科大学 ガレリア・ノルド

【入場】無料

四次元殺法

青苧復活夢見隊:2012/01/23

料理に添える葉っぱや花などの「つまもの」を売る奮闘を描いた『そうだ、葉っぱを売ろう!』(横石知二著 ソフトバンククリエイティブ)を読みました。

つまものは妻物と書き、著者の横石さんが徳島県上勝町農協に営農指導員として就職してからの葉っぱビジネスの紆余曲折を記しています。

葉っぱを売ることを思い付いてから、それがどんどん上り調子になっていく様子は、それより前に上勝町の主要産物であるみかんが寒害によって大打撃を受けていたことと相まって、 「おお、いけいけ~!」という気持ちにさせられます。

アイデアを思い付いて馬車馬の如く働いた横石さんと、様々な種類の葉っぱを揃えて売ることに意気軒昂な村のおばあちゃんたち、それに豊かな恵みをもたらしてくれる上勝町の自然の三者が見事に融合しての事業だったと思いますが、有名になったことで国内外から様々な視察が入るようになった中にエジプトからの訪問団もあったと書かれてありました。

 

私もエジプトに二年半住んでいたのでほうっと思ったのですが、エジプトには日本のような緑豊かな山はありません。

滞在中、料理につまもののようなものを添える場面も見たことがなかったので何を見てどう生かすのだろうと思ったのですが、翻って日本を考えてみると、葉っぱがビジネスとして成り立つ社会の爛熟さを改めて凄いと思いました。

上勝町の人たちも、横石さんから葉っぱを売ろうと言われた時、そんなものが売れるわけがないと答えたそうですが、料亭などでつまものを扱う文化があったからこそ葉っぱビジネスも成り立ったわけです。

そしてそういう文化があるということは国民全体がそういう美意識、芸術意識を共有しているからに他なりません。

横石さんの葉っぱを売るという発想、行為はもちろん凄いのですが、僕はそれにも増して何にでも美意識を感じる日本社会の繊細さ、日本人の心の豊かさに感嘆しました。

 

ちなみにエジプトの国家としての主要収入源は観光、石油、スエズ運河の通行料、出稼ぎ者の送金の四つなのですが、自分達で起こした産業というのはない。外から勝手に入ってくる、あるいはたまたま資源に恵まれたというものばかりです。

そのことをエジプト人はアラーのおかげだと感謝しているわけですが、そのことによって逆に産業が育たないという環境になっています。

エジプトの子供に「僕たちはちゃんとした国作りをする能力がない、日本人が来てやってくれ」と言われたことがあり、その時はさすがにびっくりしましたが、よくよく考えてみるとそのような国は世界中にいくらでもあってエジプトは別の意味ではやはり恵まれた国なのでしょう。

日本とエジプトの違いに限らず、ざっと世界を見渡してみても葉っぱが市場に流通している国はおそらくないでしょう。

そしてそんな日本のことを理解するのはやはり外国人にとっては相当難しいのだなあと思います。

そういうことはなかなかすぐに見えてくるものではないから、日本の力を日本人も外国人もちゃんと理解できないかもしれませんが、僕はこの違いは果たして一体何だろうと思わずにはいられません。

 

青苧も葉っぱのようにお金に化ければいいのですが、なかなか今のところ妙案は出てきません。

二次元のことを理解するには三次元に立たないと分からないように、僕自身は三次元を飛び出して四次元に行く必要がありそうです。

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